店名の決め方:飲食店・カフェ・美容室・ネットショップ
店名は、看板・口コミ・地図アプリ・SNSで、お客さんが最初に触れる言葉です。雰囲気だけで選ぶと、読めない・言えない・検索で見つからない店名になりがちです。店名に求められる3つの条件と、業態ごとのポイントをまとめました。
良い店名の3つの条件
- 看板で読める:通りがかりに一瞬で読めるか。読めない綴りや、読み方が何通りもある漢字は避けます。
- 口コミで言える:「駅前の〇〇が美味しかった」と人に言えるか。予約の電話で店名を名乗って、聞き返されないか。
- 検索で見つかる:地図アプリや SNS で店名を入れたとき、ほかの店や一般的な言葉に埋もれないか。
1と2は名づけラボの採点(読み違えやすさ・長さ・音のまとまり)で、3は Web 検索と地図アプリで確かめられます。
店名の決め方:6つの手順
- コンセプトを一文にする:誰に、何を、どんな雰囲気で出す店か。
- 型を選ぶ:地名、店主の名前、看板メニュー、雰囲気を表す言葉、外国語など。
- 候補を出す:10〜20個。発想で要素から素材を並べることもできます。
- 声に出して、電話で名乗ってみる:「はい、〇〇です」と言いやすいか。
- 採点して比べる:言いやすさ・覚えやすさを数字で比べます。
- 同じ名前の店を調べる:地図アプリで同じ地域・同じ業種に同名の店がないか、SNS のアカウント名が取れるか、商標がないかを確かめます。
業態別のポイント
| 業態 | 大事なこと | 例(名づけラボの総合点) |
|---|---|---|
| 飲食店 | 料理のジャンルがわかる言葉を入れると、地図アプリで見つけてもらいやすい | ぽかぽか食堂(76点) |
| カフェ | 短く、雰囲気が伝わること。看板やカップのロゴに載せやすい長さ | カフェ・ひととき(81点) |
| 美容室・サロン | 予約サイトや口コミで検索される。外国語なら読み方が一通りに決まる綴り | Salon Mirai(81点) |
| ネットショップ | 店名とドメイン・SNS のアカウント名をそろえる。モールでも店名で検索される | Petalix(79点) |
業種ごとの考え方は業種別の名づけ方でも解説しています。
外国語の店名の注意
フランス語やイタリア語の店名は雰囲気が出ますが、日本のお客さんには読めないことがよくあります。看板や名刺にカタカナの読みを添える、読み方が一通りに決まる綴りを選ぶ、などの工夫をしましょう。綴りと読みがずれるときの注意はローマ字表記の注意と海外でも通じる名前の条件で解説しています。
同じ名前の店を調べる方法
- 地図アプリ:店名で検索し、同じ地域・同じ業種の店がないかを見ます。近くに同名の店があると、口コミや予約で混同されます。
- SNS:店名のアカウント名(ユーザー名)が空いているかを確かめます。
- 商標:チェーン展開や商品化を考えているなら、飲食物の提供(第43類)や美容(第44類)などの区分で、同じ・似た商標がないかを調べます。手順は商標の簡易チェックのやり方にあります。
店名が決まったあとの手続き(開業届・ロゴ・ドメインなど)は名前が決まったらやることチェックリストにまとめました。