名前の候補の比べ方・最終候補の絞り方:足切り・点数・2つのテスト
候補が20個を超えると、好みだけでは選べなくなります。先に「避けたい条件」でふるいにかけ、残りを点数と簡単なテストで比べると、納得して1つに決められます。
手順1 候補を1か所に集める
名づけラボの比較タブに、候補をまとめて入れます(1行に1つ。漢字の名前は「名前,読み」の形)。すべての候補が同じ設定(対象の言語、目指す音のイメージ、重み)で採点され、見出しを押すと並べ替えられます。
| 候補 | 総合 | A 発音 | B 記憶(確立) | C 記憶(仮説) |
|---|---|---|---|---|
| Lumora | 85 | 97 | 83 | 67 |
| Kizuna | 85 | 96 | 81 | 75 |
| Zentrix | 75 | 78 | 75 | 69 |
| SmartTechify | 71 | 83 | 63 | 70 |
| 桜花 | 87 | 99 | 85 | 69 |
例は初期設定での採点です。設定を変えると点数も変わります。
手順2 点数の前に足切りする
次の条件に当てはまる候補は、点数が高くても外します。
- 他の言語で不適切な響きになる(項目「他の言語で不適切な響きがないか」に注意が出る)
- 有名ブランドや競合と似ている(項目「既存の名前と混同されないか」の点が低い)
- 主な市場の言語で発音が崩れる(その言語の点数が低い)
- 同じ分野に、同じか似た登録商標がある(商標の簡易チェック)
手順3 点数で上位を残す
- 総合点だけでなく、カテゴリー別に見ます。A が低い候補は海外展開と相性が悪く、B が低い候補は覚えてもらいにくい名前です。
- 点数が近い候補どうしでは、研究段階の C より、確立した知見の A・B を優先しましょう。
- 推敲案で点数が上がる候補は、改善した案も比較に加えます。
手順4 数人でできる2つのテスト
- 電話テスト(聞いて書けるか): 名前を口で伝えて、相手に書いてもらいます。綴りが割れる名前は、口コミや電話では正しく伝わりません。
- 翌日テスト(思い出せるか): 候補を5つほど見せ、翌日に覚えているものを挙げてもらいます。
声に出して「株式会社〇〇の□□です」と自己紹介してみるのも効果的です。言いにくい名前は、毎日使ううちに省略されてしまいます。数人での簡単なテストなので、はっきりした差が出たときの判断材料として使いましょう。
手順5 使えるかを確かめる
- 商標: 同じ分野に同じ・似た商標がないか(J-PlatPat など)
- ドメイン: .com や .jp など、使いたいドメインが取れるか
- SNS: 主要なSNSで同じアカウント名が取れるか
- 実際の使用: 近い分野に同じ名前の会社・店・サービスがないか(Web検索・地図)
手順6 最後の決め方
- 点数は目安です。残った2〜3案は、由来を一言で説明できるか(「なぜこの名前?」に答えられるか)で比べましょう。
- 共同創業者や社員など関係者には、候補と理由をあわせて説明し、合意を取ります。
- 決めたら、表記(大文字・小文字、カタカナ、ローマ字)を1つにそろえ、使い方のルールとしてまとめておきます。ロゴを作るのもこの段階です。