名づけラボ 名前を採点する

ラボトピ #006名前のニュース

川上産業が「プチプチ株式会社」に。商品名を社名にした会社は、ソニーもサントリーもパナソニックも

30秒でわかる

  1. 気泡緩衝材「プチプチ」を作る川上産業が、2026年10月1日に「プチプチ株式会社」へ。1968年の創業から58年で初めての社名変更
  2. 「プチプチ」は、つぶしたときの「プチッ」という音から生まれた商品名で、1994年に商標登録。商品名を社名にした例は、ソニー・サントリー・パナソニックにもある
  3. プチプチは同じ音をくり返す畳語。名づけラボの採点(目安)では、川上産業 82点 → プチプチ 89点
コトハ

博士、「プチプチ株式会社」っていう会社ができたって知ってました?

ラボ博士

うむ。荷物を包む、あのプチプチじゃ。作っておる川上産業が、10月1日に社名を「プチプチ株式会社」に変えた。

コトハ

商品の名前が、そのまま会社の名前に!

ラボ博士

1968年の創業から58年で、初めての社名変更だそうじゃ。

川上産業株式会社 → プチプチ株式会社(2026年10月1日)

コトハ

そもそも「プチプチ」って、正式には何て呼ぶんですか?

ラボ博士

一般的な呼び名は「気泡緩衝材」じゃ。空気の粒で、中身を衝撃から守る。「プチプチ」はこの会社の商品名で、1994年に商標登録しておる。

コトハ

えっ、みんな普通に「プチプチ」って呼んでますよ!

ラボ博士

それだけ名前が広まったということじゃな。由来は、指でつぶしたときに鳴る「プチッ」という音じゃ。

由来:つぶしたときの「プチッ」という音 / 1994年に商標登録

コトハ

商品の名前に会社の名前を合わせるのって、珍しいんですか?

ラボ博士

実は先例がいくつもある。ソニーは、もとは「東京通信工業」という会社じゃった。1955年のトランジスタラジオから製品に SONY の名前を使い、1958年に社名もソニーにした。

コトハ

会社より先に、商品の名前が有名になったんですね。

ラボ博士

サントリーもそうじゃ。「サントリー」は1929年に発売したウイスキーの名前で、会社の名前は「寿屋」じゃった。社名を変えたのは1963年。

ラボ博士

2008年には松下電器産業が、海外で知られていたブランド名に合わせて「パナソニック」になった。

商品名 → 社名:ソニー(1958年)・サントリー(1963年)・パナソニック(2008年)

コトハ

名前が先に人気者になって、会社が追いかけるパターン!

ラボ博士

今回も、長く親しまれてきた商品名を社名に掲げて、製品と会社を一体にするため、と説明されておる。

名づけラボで見てみた

ラボ博士

名づけラボで採点してみた。川上産業 82点 → プチプチ 89点。

コトハ

上がった!

ラボ博士

「プチプチ」は、同じ音のまとまりをくり返す畳語じゃ。ラボトピ #003 で見たとおり、畳語はかわいらしさを感じさせるという研究がある。

コトハ

言うだけで、ちょっと楽しくなりますもんね。

ラボ博士

実はこの話を調べていて、名づけラボが「プチプチ」のような2音のくり返しを畳語と判定できていないことに気づいてな。直して、採点基準を第4版にした。

コトハ

プチプチに守ってもらいましたね!

ラボ博士

ほかの先例も見てみた。東京通信工業 69点 → ソニー 84点、松下電器産業 72点 → パナソニック 82点、寿屋 86点 → サントリー 84点。

コトハ

サントリーだけ下がってる!

ラボ博士

実は名づけラボは、ソニーにもパナソニックにもサントリーにも「有名な名前と似ています」と注意を出す。今では有名なブランドそのものじゃからな。点数は、新しく付ける名前としての目安なんじゃ。

コトハ

本人なのに「似てます」って言われちゃうんですね。

ラボ博士

それだけ名前が育ったということじゃ。

コトハ

じゃあ博士も、覚えやすく「ハカセハカセ」に改名を!

ラボ博士

呼びにくくなっただけじゃ。

あなたの名前の候補も、採点してみる 6言語での言いやすさと覚えやすさを、研究にもとづく39項目で採点します(無料・登録不要)。

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確かめた事実と出典

ラボトピでは、事実ごとに2つ以上の独立した情報源(公式の発表・法令・論文を含む)で確かめてから公開しています。最終確認日: 。誤りに気づいたときは、訂正してこのページに記録します。

事実出典
川上産業株式会社は、2026年10月1日に社名を「プチプチ株式会社」に変更したプチプチ株式会社「本日、『プチプチ株式会社』始動 親しまれてきた商品名を企業ブランドへ」(2026年10月1日)
ITmedia NEWS「『プチプチ』の川上産業、『プチプチ株式会社』に社名変更 創業58年で」(2026年8月6日)
ORICON NEWS「梱包材の『プチプチ』がそのまま社名に…より親しみやすく、川上産業が創業58年で初の社名変更」
ABEMA TIMES「“プチプチ”製造の川上産業が社名変更 『プチプチ株式会社』に」
1968年の創業以来、初めての社名変更(創業58年)プチプチ株式会社「沿革」
ITmedia NEWS「『プチプチ』の川上産業、『プチプチ株式会社』に社名変更 創業58年で」(2026年8月6日)
ORICON NEWS「梱包材の『プチプチ』がそのまま社名に…より親しみやすく、川上産業が創業58年で初の社名変更」
「プチプチ」は同社の気泡緩衝材の商品名で、1994年に商標登録した。名前は、指でつぶしたときに鳴る「プチッ」という音から生まれたプチプチ株式会社「本日、『プチプチ株式会社』始動 親しまれてきた商品名を企業ブランドへ」(2026年10月1日)
電ファミニコゲーマー「『プチプチ』の川上産業が『プチプチ株式会社』に10月1日より社名変更へ」
社名変更の理由は、長く親しまれてきた商品名を社名に掲げ、製品と企業の価値を一体にするためプチプチ株式会社「本日、『プチプチ株式会社』始動 親しまれてきた商品名を企業ブランドへ」(2026年10月1日)
ORICON NEWS「梱包材の『プチプチ』がそのまま社名に…より親しみやすく、川上産業が創業58年で初の社名変更」
電ファミニコゲーマー「『プチプチ』の川上産業が『プチプチ株式会社』に10月1日より社名変更へ」
東京通信工業は、1955年に発売したトランジスタラジオ「TR-55」から製品に SONY の名前を使い、1958年1月に社名をソニーに変更した「ネーミングをめぐる物語『ソニー/SONY』」
Forbes JAPAN「ソニーが魅せた日本の技術力 日本初のトランジスタラジオ発売|8月7日」
ニュースイッチ(日刊工業新聞)「ソニーは63年ぶり、楽天は22年ぶり。社名変更で企業は成長するか?」
「サントリー」は1929年に発売したウイスキー(サントリーウイスキー白札)の名前で、寿屋は1963年に社名をサントリーに変更したサントリーホールディングス「サントリーの歴史」
コトバンク「サントリー」(百科事典の項目)
松下電器産業は2008年10月1日に、海外で知名度の高いブランド名に合わせて社名をパナソニックに変更したパナソニック「『パナソニック株式会社』への社名変更について」(2008年10月1日、PDF)
日経ビジネス電子版「松下電器産業が2008年10月1日付でパナソニックに社名変更」
マイナビニュース「松下電器産業が社名を『パナソニック』に変更 - Nationalブランドを廃止へ」
同じ音をくり返す名前(畳語)は、かわいらしさの知覚を高めるという研究がある(2025年)Motoki, K., Iseki, S., & Pathak, A. (2025). Sounds cute: Exploring the role of sound reduplication in brand names. International Journal of Research in Marketing, 42(4), 1305–1322.
同上の書誌(RePEc/IDEAS)
名づけラボの採点(採点基準 第4版、2026年10月5日時点、読みで採点):川上産業 82点・プチプチ 89点、東京通信工業 69点・ソニー 84点、松下電器産業 72点・パナソニック 82点、寿屋 86点・サントリー 84点名づけラボの採点ツールで確認(2026年10月5日)
ソニー・パナソニック・サントリーは名づけラボの有名ブランドの一覧に入っているため、「既存の名前と混同されないか」の項目で、それ自身と似ていると判定される名づけラボの採点ツールで確認(2026年10月5日)
名づけラボは、2音のまとまりのくり返し(プチプチなど)を畳語と判定していなかった不具合を修正し、採点基準を第4版にした(2026年10月5日)名づけラボ 採点基準と参考文献(更新履歴)

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